ウシガエルを捕まえよう(提案)
2020/09/06
夏になると田んぼや川から聞こえてくる牛の鳴き声のような重低音。
結構でかい声をしているのに意外と姿は見えないあいつら。
そう、ウシガエルです。
ウシガエルは元々食用として日本に輸入されてきただけあって、結構美味です。
そしてコツさえ掴めば野生のものも割と簡単に捕まえることができます。
今回は思いつきで自分も実際に捕まえてみようと考え、実際にウシガエルを捕獲するまでの経緯を書いていきたいと思います。
捕獲の準備
まず捕まえるための道具を用意します。
今回は以下のようなものを揃えました:
- 懐中電灯(LEDの光が強めのやつ)
- 虫除けスプレー
- 網(ウシガエルは脚力が強いので、釣り用のしっかりとしたものが○)
- 蓋付きバケツ
- 締めるためのナイフ(タチバサミでも可)
- ジップロック
- 釣竿(渓流釣り用の長さ2.1mのもの)
- 釣り糸(太めの方が好ましいかも)
- 釣り針
慣れている人は網だけだったり、手掴みでも捕まえられる場合もありますがウシガエルは図体がでかい割には非常に警戒心が高いため逃げられやすいです。
なので個人的には一度食いついてしまえばほぼ確実に取れる「釣り」で捕まえるのが最も成功率が高いと思っています。
今回は釣竿を購入しましたが、ぶっちゃけ適当な棒に凧糸と針をつけても捕まえられるので出費を抑えたい人はそうしてもokです。
あと、針につける餌ですがこれに関してはなんでもいいです
ウシガエルは目の前で動くものであればとりあえずなんでも口に入れるので釣り用ワームでも、そこらへんのたんぽぽでも釣れます。
一度賞味期限切れのマシュマロでも試したところ、見事に釣れました(笑)
捕獲スポットの下見(Day1)
ちょっと生々しい画像もあるので苦手な人注意
田んぼが多い地域や川があるところなど、いくつかウシガエルのいそうな場所を調べて深夜下見にいきました。
はじめは大学構内にある池に訪れてみました。
自分の予想通り、近づくや否やウシガエルの大合唱が聞こえてきて期待が高まっていました。
しかし残念なことに一番鳴き声が聞こえてくるエリアはめちゃくちゃ鬱蒼とした森に囲まれていて全く近寄れませんでした…
無理に入ろうとしたら2度と帰ってこれない予感がしたので仕方なく別のところを探しました。
先ほどのウシガエルのホットスポットから少し離れるところにいくと、
鳴き声はあまりにしないものの、よく見ると水際にまだ尾がついたカエルが何匹もいました。
とりあえずウシガエルかどうか確かめるために網で捕獲。
可愛らしい水玉模様を持つウシガエルの幼体でした。
成体は警戒してたのか全く気配がしなかったのでその日は幼体だけ何匹か捕まえて帰宅しました。
ウシガエルは特定外来生物に指定されているので生きたままの運搬は違法になってしまいます。
たとえ幼体でもきちんと締めてからおうちに持って帰る必要があるので、ちょっとかわいそうなのですが捕まえたカエルはその場で気絶させて頚椎を切断することで締めました。
持ち帰った子ガエルは全部で4匹、大きさはだいたい5~6cm程度でした。
こうしてみると尻尾がどうやって縮んでいくかわかって勉強にもなりますね。
お腹を切って内臓を取り皮をはがすなどの下処理をしていきます。
下処理は魚を捌いたことがある人なら結構簡単にできるんじゃないかなの思います。
また皮はうまく掴んでしまえば、面白いくらいにきれいに剥がせちゃいます。
皮を剥がしたら塩を軽くふって唐揚げにしてみました。
(ちょっと焦げた…) 骨ごと食べられてまるで鳥軟骨のからあげのような軽いスナックになりそうな味でした! 小さいので準備の手間は少しかかるかもしれないが、多めに捕まえておつまみとして出したら面白そう。
というわけで下見1日目は残念ながら成体を視認することはできませんでしたが、
大学内にもウシガエルは一応生息していることが判明。
せっかくなので次の日は、もう一箇所成体のウシガエルがうまく捕まえられそうな場所を下見にいくことにしました。
続きはまた今度